Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」が10月23日に発売された。256GBモデルが36万4800円(税込)からという高額な価格設定ながら、予約開始直後から注文が殺到している。Samsungなどの先行メーカーから約7年遅れの参入となった同機の実力について、ITジャーナリストの石川温氏が約1週間使用した感想を交えて検証が行われている。
iPhone Duoは本のように開閉できる構造を持ち、閉じた状態では5.4インチ、開くと7.6インチの大画面となる。石川氏は、開いた状態で2つのアプリを同時に並べて使える点(例えばメールに写真やファイルを添付する作業など)を便利だと評価する一方で、「家族には勧めない」と述べている。自動車に例えればレクサスやフェラーリのような技術力を示す製品であり、実際に普及が進むのはより手頃な価格のモデルが登場してからになると指摘する。
さらに、今後の普及には価格だけでなくAIの進化が鍵を握るとされている。AIが作業の判断や実行を担う「AIエージェント」が浸透すれば、複数のアプリを画面に並べて操作する必要性が薄れる可能性があり、大画面の優位性に影響を与えるかもしれないという。Appleの新規参入で盛り上がる折りたたみスマホだが、高価格や重量に見合う価値があるか、その真価は今後の普及やAIの進化とともに問われることになりそうだ。

